季節の流れ、空気の流れを感じられる住み方

流季の家は日本の温暖で多湿な気候風土を遮るような空間を作る新工法（高気密高断熱）ではありません。暑さや寒さを感じながら、それを先人の知恵で緩和させる生活スタイルの提案を目指します。

とはいえ、夏暑く冬寒い家ではありません。長期優良住宅の性能評価を受けた、高断熱住宅です。

心地よく末長く住み続けられる住まい

お客様（工務店さま）に具体的（ビジュアル）な説明ができる展示場として活用していただく。住民の皆様に地域コミュニティの活用場所を提供し、県産材モデル住宅への理解を深めてもらいます。

地域材の「すぎ・ひば・ひのき」をたっぷりと使って、心地よく末長く住み続けてもらえるような住宅を体感していただきたいのです。

地域のコミュニケーションの場として

一階には広い土間を配し、前面敷地と道路を一体化して地域のコミュニケーションの場として活用します。二階には広いスペースを確保しており、各種講演会や勉強会などの開催が可能です。

これからもコンセプトハウスを通じて、「地域住民のために地域素材を使って地域の職人が造り上げる住宅」の普及推進に努めたいと思っています。

• 1.自然素材をたっぷりと使っても、価格的に無理のないような使い方が提案できる工夫をします。
• 2.手間に対しての対価は、住宅の耐久性に大きな影響力があることを理解してもらいます。
• 3.わが家にすむという満足感は設備や使い勝手の良さだけではなく、そこに流れる時間的経過や情緒的安心感からも心地よいと感じることだということを体験していただきます。
• 4.住まいやすい住宅は、人工的に管理された環境ではないことを認識してもらいます。
• 5.人間らしく生きることとは、自然環境に対して受動的で寛容でなければならないことを伝えます。
• 6.幸せとは自分や家族だけが甘受できるものではなく、周りの協力者や自然環境とも折り合いをつけながら感じるものだということも理解してもらいます。

石川県産材利用モデル住宅普及推進住宅

流季の家の構造材には能登杉や能登ひばといった石川県産材を利用します。

流季の家はオール真壁・天井さらしなのでほとんどの構造材が見えることになります。だからといって、節や割れのない材料を求めすぎたり、色味のきれいさを過度に要求したりするとコストに跳ね返ってきます。

極端に大きな節や割れさえなければ、構造材としての強度や耐久性にはほとんど関係ありません。　製材所での構造材検品の様子はこちらから