第3話 いよいよ具体化

最終更新日:2022/08/27

家の外観イメージが固まったので、住宅会社の担当者に伝えプランを作成して頂きました。

担当者は私が参考にした「流季の家」を何度も見に行き私の想いどおりのプランを作ってくれました。私が色々担当者にお願いした事柄は次のとおりです。

【構造】

  • 柱は桧材
  • 柱の太さは全て4寸角(120㎜)
  • 土台は能登ひば
  • 基礎パッキンをステンレス製に
  • 梁・桁は能登杉
  • 集成材は使わない
  • 構造用合板は使わない
  • 桧の大黒柱を採用

【外装】

  • 屋根は瓦に
  • 1階部分は板張り(椹材)
  • 2階部分は漆喰
  • 軒の出は2尺(0.6m)

【内装】

  • ビニールクロスは使わない
  • 壁は全て塗り壁
  • 床は無垢材にリボス塗装
  • トイレはTOTO製で
  • パネル式床暖房

以上の様な事を伝えました。

私は偶然こだわりのある住宅資材の会社に勤務していたので材料の長所・短所をある程度理解していましたが、多くの住宅会社の営業担当者や設計士は材料の違いを理解出来ていません。ただ経営者は理解している方が多いと感じます。

例えば私は構造用合板を除外しましたが何故除外したのか皆さん分りますか。

理由は簡単です、後年のフォームの費用を抑えたいからです。構造用合板は雨漏りや湿気での影響が起らなくても30年程経過すると使っている接着剤の強度が劣化します。

接着剤が劣化すると強度が落ち床がフカフカする現象が現れます。2階の床では家が歪まない為にも合板を使っています。