第6話 シロアリ対策

最終更新日:2022/08/27

上棟してすぐ行わなければならないのが防蟻処理、シロアリ対策ですね。日本では5年保証の薬剤を使用している家が殆どですが化学薬品なので人間にも少なからず影響があります。ましてや5年保証と言う事は6年目からはシロアリに対して無防備の家という事になります。

そこで私は「オクトボー」と言うホウ酸の防蟻剤を散布して貰いました。「オクトボー」は100年・200年経っても変化すること無く、木材をシロアリから守ってくれます。ホウ酸系防蟻剤は世界的にもポピュラーな防蟻剤で、アメリカでの防蟻剤はホウ酸系以外は認められていません。

ホウ酸散布の作業風景です。

ただ、私の家は防蟻処理不要の木材を選択したので防蟻処理を行わなくても大丈夫なのですが、それ程高価では無いので念のために散布してもらいました。

私が選択した防蟻剤が不要となる木材

構造材
  • 土台  能登ひば
  • 柱   ひのき
  • 梁、桁 能登杉
下地材
  • 垂木  ひのき
  • 間柱  ひのき
  • 筋交い ひのき
  • ヌキ  能登ひば(地域によっては内部胴縁又はざら板)
  • 胴縁  ひのき(地域によっては外部胴縁)
  • 裏板  能登ひば

を使いました。

住宅の建築費に占める木材金額の割合は20%前後と言われています、シロアリに強い木材を選択すると少し工事費が上昇しますが40年50年後の事を考えると、賢い買い物だったと思います。

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